SK-i代表中村のブログ

新・ジモト経済の主役「ヤンキーの虎」その2

Written on 2016年6月22日   By   in メールマガジン

前回に引き続き、
地方のマイナス要因を
吹き飛ばすような元気を与えてくれる
「ヤンキーの虎」続編 をお届けします。

国勢調査の2010年と2015年の比較では・・・

長崎県の人口は4万9千人減少!(▲3.4%)
142万6千人が⇒137万7千人に!

佐世保市の人口は、5453人減少!(▲2.1%)
26万1千人が⇒25万5千人に!

各自治体の人口ビジョンでは、45年後の2060年には
長崎県の人口は28万7千人減少!(▲20.8%)

こんなデータを見ていると、
いきなり悲観的になってしまいそうですよね!

しかし、こんな状況の地方だからこそ
リスクを引き受け、攻めの姿勢で事業を広げて
勝ち続けている地方の経営者
「ヤンキーの虎」に学ぶものが多いのです。

「ヤンキーの虎」には3つの特長があります。
1:若い(30代~50代くらい)
もちろん、中には高齢の方もいますが、
非常にアクティブで若々しい。

2:チャレンジ精神旺盛
新しいことに貪欲で、リスクを負うことに恐れがない。

3:情報収集に積極的
稲盛和夫氏の盛和塾、船井幸夫氏の船井総研など、
東京でのセミナーや研修に参加することに積極的。

新しいことに貪欲で、かつ失敗しないために
コストをかけて情報を仕入れることを
当たり前だと思っているのです。

そして
「ヤンキーの虎」の元で多く働いている
ある特徴をもつ人々のことを
「マイルドヤンキー」と呼びます。

少し前に流行った「マイルドヤンキー論」。

マイルドヤンキーとは、地方で生まれ育ち、
都会に対するあこがれをあまり持たず、
地元で働いて、その生活に満足している若者たちを総称した言葉です。

その特徴は
・地元が大好きで、小中高の友人達と仲が良く、繋がりを大切にする
・成長意欲や出世欲は強くない。非常に保守的。
・結婚や出産は割と早い。
・実家の近くか、親と同居のため経済的に比較的ゆとりがある。
・共働きしているケースが多く、世帯収入は少なくない。
・喫煙率、飲酒率が高い。
・車社会の地方都市や郊外に住んでいるため、自動車が大好き。

・・・身のまわりにも、いらっしゃいませんか?

「マイルドヤンキー」とは、
博報堂 ブランドデザイン 若者研究所 原田曜平氏の著書
「ヤンキー経済 消費の主役・新保守層の正体」(幻冬舎新書)
いう書籍で名付けられた言葉です。

この「マイルドヤンキー」を束ねて、雇用し、
人材として活用しているのが
「ヤンキーの虎」というわけです。

成功している「ヤンキーの虎」は、
「人材育成」に強い興味を持っています。

成功の鍵は、
その企業の理念や哲学を徹底的に教え込む
「人財育成」にありそうです。

今回は、書籍「ヤンキーの虎」の中に、
具体的な「成り上がり型」の事例として掲載されていた
埼玉県吉川市に本社を置く
株式会社丸和運輸機関のストーリーをご紹介します。

創業社長の和佐見勝氏は、19歳の時に
千葉県習志野市で青果店を独立開業しました。

東京に進出し、一度は成功するのですが、
24歳の時に保証人になったことが原因で、
お店もお金もすべてを失ってしまいました。

その後、残ったトラック1台を元手に、
地元で運送業に参入します。

その当時の運送業の習慣はというと、
言葉遣いが荒く、顧客対応も乱暴なものでした。

そこに、青果店の営業で身に着けた
お客様への丁寧な対応という「商人道」を武器に、
苦労を重ねながらも、事業を拡大。

「商人道をベースにした人財育成」を競争力として、
「配達」でなく「お届け」レベルの接客サービスを実現。

「お客様に対する懸命なる努力は、
自らの成長と仲間の幸福につながる」
という価値観を掲げ、
これを実践する企業文化を
「桃太郎文化」と名付け、遵守しているのです。

自社の社員だけでなく
協力会社の社員まで教育する、
「丸和ロジスティクス大学」を18年前に開校。
「人財育成システム」を築き、実践しています。

その甲斐もあってか、
現在は、多くの運送・物流業で
ドライバー不足が問題になっていますが、
丸和運輸機関では、2016年春には
新卒者207名を採用できたそうです。

丸和運輸機関 人財育成のページ
http://www.momotaro.co.jp/company/training.html

現在では、桃太郎便のトラック輸送サービス、
サードパーティロジスティクス等で高い付加価値を提供し、
東証一部に上場。
売上高は600億に達しています。

株式会社丸和運輸機関トップページ
http://www.momotaro.co.jp/company/culture.html

紹介しきれていない「ヤンキーの虎」のすごさは、まだまだあります。
次週まで引き続き、「ヤンキーの虎 第3話」をお届けします。

詳しく読みたくなった方は、
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